高血圧による心不全
12月に入り、冬、本番となってきましたね。
寒さを感じると血管が収縮して血圧が上がりやすくなり、暖かい時期に比べ心臓に負担がかかります。
私が勤務医をしていた頃、よく救急車で患者さんが高血圧による急性心不全を起こし、運ばれてきたものです。
高血圧はこのように、それ自体で心不全を引き起こすことがあります。
生活習慣の見直しと生活習慣病の治療がカギ
高血圧の人は減塩などを心がけながら、薬の処方を受け、適切な治療を続けることが肝要です。
糖尿病の人は動脈硬化が進行しやすいので、食事の管理と適切な運動、血糖値を下げる処方を
組合わせて糖尿病をコントロールする事で、心不全になるリスクが下がるといわれています。
また、たばこやアルコールの摂りすぎ、高脂血症にも注意が必要です。
当院では禁煙外来を行っていますので、ご興味のある方はご相談ください。
生活習慣を見直すことは、心不全を発症を防ぐカギとなりますので、かかりつけ医に相談しながら、
ご自分の体を守りましょう。
新しい年を健やかに迎えられる準備を、少しずつ始めていきましょうね。